INFINITE VEGETABLES

沖縄で無限増殖できる
野菜 TOP10

一度手に入れたら、種も苗も二度と買わない。
挿し芽・株分け・自家採種で永遠に増やせる野菜だけを、☆10段階で評価しました。

HOW TO MULTIPLY

無限増殖、3つの方法

01

挿し芽・つる挿し

茎やつるを切って水や土に挿すだけで発根し、親と同じクローン株が誕生します。空芯菜・サツマイモ・ハンダマなど、沖縄の高温多湿は発根の成功率を大きく高めてくれます。

02

株分け・分球

ネギやニラ、島らっきょうは株元で勝手に分かれて増えていきます。数年ごとに掘り上げて植え直すだけで、1株が数倍、数年で数十倍に。もっとも手間のかからない増殖法です。

03

自家採種

完熟した実から種を採り、次の世代へつなぐ方法。固定種なら親と同じ性質が受け継がれ、代を重ねるほど沖縄の風土に適応した「うちの子」に育っていきます。LUDOPICOの原点もここにあります。

RANKING

無限増殖 TOP10

「増やしやすさ」「手間の少なさ」「沖縄の気候との相性」「収穫量」を総合した10段階評価です。

畑で育つ空芯菜(ウンチェー)の葉と花

01

エンサイ/ヨウサイ

ウンチェー(空芯菜)

増殖・栽培しやすさ 10/10

増やし方

挿し芽(水挿しで約1週間で発根)

植え付け・種まき

4月〜8月

収穫時期

5月〜11月(摘むほど伸びる)

無限増殖界の頂点。茎を10cm切って水に挿すだけで1週間で発根し、植えればまた爆発的に茂ります。スーパーで買った空芯菜からでも増やせるほど。沖縄の高温多湿が大好きで、真夏に葉物が採れる救世主です。

増殖のコツ摘心してわき芽を伸ばす→伸びた芽をまた挿す、の繰り返しで1株が数十株に。乾燥だけが苦手なので水はたっぷり。

コンパニオンプランツサトイモ・田イモ(ターンム)と好相性。どちらも水が大好きなので水やりの手間を共有でき、サトイモの株元を空芯菜が覆って土の乾燥と雑草を防ぎます。

収穫されたサツマイモの塊根

02

つる挿しの王様

紅イモ(サツマイモ)

増殖・栽培しやすさ 10/10

増やし方

つる挿し(つる1本→苗数十本)

植え付け・種まき

挿し苗:4月〜8月

収穫時期

植え付けから約4〜5ヶ月後

収穫時に伸びたつるを30cmに切って挿せば、それがそのまま次の苗になります。1株のつるから数十本の苗が採れるため、一度手に入れれば理論上永遠に栽培可能。地中で育つので台風にも強い、沖縄の畑の大黒柱です。

増殖のコツ冬は数本のつるを鉢で室内越冬させれば翌春の親株に。※生イモの県外持ち出しは規制があるので注意。

コンパニオンプランツ赤ジソを近くに植えるとアブラムシ除けに。畝の縁にマリーゴールドを植えると、サツマイモの大敵ネコブセンチュウ(根に寄生する害虫)を抑えられます。

LUDOPICOのカラフルなミニトマト

03

脇芽挿し+自家採種

ミニトマト

増殖・栽培しやすさ 9/10

増やし方

脇芽挿し&自家採種(固定種なら親と同じ味に)

植え付け・種まき

沖縄では9月〜11月植えの越冬栽培が最適

収穫時期

12月〜翌6月

摘み取った脇芽を水に挿せば発根してクローン株になり、完熟果から採った種でも増やせる二刀流。固定種なら自家採種で親と同じ味が受け継がれ、代を重ねるほど沖縄の気候に適応していきます。LUDOPICOもこの自家採種の積み重ねから生まれました。

増殖のコツ本土と逆で、暑い夏を避けた秋植え・冬春収穫が沖縄流。種は完熟果をつぶして水に数日漬け、ゼリー質を発酵させてから乾燥保存。

コンパニオンプランツ黄金コンビはバジル(風味が良くなり虫除けにも)。株元にニラを混植すると、土の病気(青枯病・萎凋病)の予防になります。このTOP10だけで最強の寄せ植えが完成。

畑で株立ちして育つネギの株

04

株分けリレーの定番

ワケギ・島ネギ

増殖・栽培しやすさ 9/10

増やし方

株分け(球根)+根元3cmからの再生

植え付け・種まき

8月〜10月

収穫時期

10月〜翌4月(何度でも再生)

刈り取っても根元から何度でも再生し、株元ではどんどん分球して増えていきます。料理で使った根元3cmを土に挿すだけでも復活する再生栽培の代表格。プランターひとつで薬味が自給できます。

増殖のコツ初夏に葉が枯れたら球根を掘り上げて風通しの良い日陰で保存。秋にバラして植え直せば毎年倍々に増えます。

コンパニオンプランツネギ類自体が最強のコンパニオン役。ゴーヤーやキュウリの株元に植えるとつる割病を防ぎ、香りで害虫全般を遠ざけます。畑のあちこちに散らして植えるのがおすすめ。

ハンダマ(水前寺菜)の葉

05

沖縄伝統の長寿野菜

ハンダマ(水前寺菜)

増殖・栽培しやすさ 9/10

増やし方

挿し芽(ほぼ100%活着)

植え付け・種まき

挿し芽:3月〜6月/9月〜10月

収穫時期

ほぼ通年(真夏は生育緩慢)

葉の裏が紫色の沖縄伝統野菜。茎を挿せばほぼ100%根付く驚異の生命力で、種を買う必要が一生ありません。多年草なので植えっぱなしで何年も収穫でき、病害虫もほとんど付きません。

増殖のコツ伸びた茎を10〜15cmで切って土に挿すだけ。半日陰でも育つので、庭の空きスペース活用にも最適。

コンパニオンプランツ半日陰OKの特性を活かし、島とうがらしやパパイヤなど背の高い野菜の株元へ。互いの空間を取り合わず、地面を覆って乾燥防止のリビングマルチ(生きた敷きわら)になります。

密生して育つニラの株

06

株分けで年々増える

ニラ

増殖・栽培しやすさ 8/10

増やし方

株分け(3〜4年で数倍に)

植え付け・種まき

株分け:3月〜4月/9月〜10月

収穫時期

ほぼ通年(刈るほど再生)

一度植えれば刈っても刈っても再生し、株は勝手に分げつして年々太っていきます。2〜3年ごとに掘り上げて株分けすれば無限に増殖。沖縄の暑さにも強く、ほぼ放任で育つ優等生です。

増殖のコツ花芽(とう)は早めに摘むと葉が柔らかく保てます。摘んだ花芽も「花ニラ」として炒め物で美味。

コンパニオンプランツミニトマト・ナス・ピーマンの株元に植える定番の相棒。根に付く拮抗菌が土の病原菌を抑え、青枯病・立枯病の予防に効果的。ナス科を植えたら必ずセットで。

フーチバー(ヨモギ)の葉

07

地下茎で勝手に広がる

フーチバー(ニシヨモギ)

増殖・栽培しやすさ 8/10

増やし方

地下茎+挿し芽(放っておいても増える)

植え付け・種まき

挿し芽・株分け:3月〜6月

収穫時期

ほぼ通年

ヤギ汁やフーチバージューシーに欠かせない沖縄の万能ハーブ。地下茎でどんどん広がり、むしろ「増えすぎ」に注意が必要なレベル。病害虫皆無・肥料不要で、栽培という言葉が不要なほど強健です。

増殖のコツ広がりすぎ防止に鉢・プランター栽培がおすすめ。摘心すればわき芽が出て収穫量も増えます。

コンパニオンプランツ実はコンパニオンには不向き。他の植物の生育を抑える成分(アレロパシー)を出すため、混植せず単独の鉢で育てるのが正解です。畑の外周に植えて虫除けの垣根にする手も。

庭で茂るスイートバジルの株

08

挿し芽+自家採種の二刀流

バジル

増殖・栽培しやすさ 8/10

増やし方

挿し芽(水挿し)+自家採種

植え付け・種まき

4月〜7月

収穫時期

5月〜11月

枝先を水に挿せば1週間ほどで発根、秋には大量の種も採れる増殖上手。沖縄の暑さでは本土以上に旺盛に茂り、1株あれば挿し芽で好きなだけ増やせます。ミニトマトの近くに植えると相性の良いコンパニオンプランツに。

増殖のコツ花穂が付いたら摘むと葉の収穫が長続き。種を採りたい株だけ花を残して完熟させるのがコツ。

コンパニオンプランツミニトマトの隣が定位置。香りがコナジラミやアブラムシを遠ざけ、トマトの風味も良くなると言われる黄金コンビです。島とうがらしなどナス科全般とも好相性。

鈴なりに実った小型トウガラシ

09

自家採種+多年草化

島とうがらし

増殖・栽培しやすさ 7/10

増やし方

自家採種(1果から種数十粒)+冬越しで多年化

植え付け・種まき

苗:4月〜6月

収穫時期

7月〜12月(冬越しすれば翌年も)

完熟した実1つから数十粒の種が採れ、沖縄の温暖な気候なら冬越しして多年草化する二重の無限性。1株で何年も、種でも無限に増やせます。乾燥に強く放任でもよく実る、コスパ最強の香辛野菜です。

増殖のコツ発芽はゆっくりなので種まきは焦らず25℃以上で。収穫した実は泡盛に漬ければ自家製コーレーグースに。

コンパニオンプランツ株元にニラ・ワケギを植えると土の病気を予防。バジルとも相性が良く、香りの相乗効果で害虫を遠ざけます。株元の空きスペースにはハンダマを敷いて一石三鳥。

収穫された島らっきょうの球根

10

分球で毎年倍増

島らっきょう

増殖・栽培しやすさ 7/10

増やし方

分球(1球→5〜10球)

植え付け・種まき

球根:8月〜9月

収穫時期

12月〜翌4月

1球植えれば5〜10球に分球して増える、球根系無限増殖の代表。収穫時に一部を残して植え直せば、種球を二度と買う必要がありません。植え付け後はほぼ放任でOKという手軽さも魅力です。

増殖のコツ土寄せ(軟白栽培)で白い部分が長く育ち、味も見た目も格段に良くなります。砂質の土がベスト。

コンパニオンプランツニンジンとの相互ガードが定番。らっきょうの香りがニンジンの害虫(キアゲハ等)を、ニンジンの香りがネギ類の害虫を互いに遠ざけます。畝を交互に並べるだけでOK。

画像出典:Wikimedia Commons(Eric Guinther, Llez, Ainomugisha Brendah, Forest and Kim Starr, David J. Stang, chiuluan, Castielli, Midori 各氏 / CC BY・CC BY-SA・パブリックドメイン)。 3位の写真はLUDOPICO撮影。

NEXT STEP

無限増殖の最高峰は、
ミニトマト

脇芽挿しと自家採種を重ね、沖縄の風土に適応させ続けたのがLUDOPICO。
あなたも自家採種の世界を、ミニトマトから始めてみませんか。